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第6回戦:反発、殺戮、返り咲き
Guillaume Wafo-Tapa(フランス) vs. Conley Woods(アメリカ)

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ギョーム・ワフォ=タパ/Guillaume Wafo-Tapa(エスパー・コントロール) vs. コンリー・ウッズ/Conley Woods(『Black By Popular Demand』)

 この週末のためにギョーム・ワフォ=タパが選んだデッキ・タイプを予想しても、正解のポイントは入らない。ワフォ=タパは恐らくアンドリュー・クネオ/Andrew Cuneo以来の純粋なコントロールの魔道士で、たとえこの環境に《スフィンクスの啓示》がなかったとしても、彼は《》を使う手段を見出していただろう。

 だがしかし、もしコンリー・ウッズが《グリセルブランド》を用いてデッキを醸造したことを予想していたのなら、壇上に登り、賞金を獲得するといい。やっと黒単コントロールが(たしか沼は17枚だったと思うが、どちらにせよほぼ黒単だ)本気を出して、《もぎとり》が帰ってきたことでもたらされた酷い冗談というものではなくなった、彼は断言する。3-2という結果は決して芳しいものではないが、両プレイヤーとも前向きに考えることに最善を尽くしていた。


今日のギョーム・ワフォ=タパとコンリー・ウッズを見てもほとんど誰も驚きはしない。
それぞれのトレードマークとも言えるデッキ選択、それは《》入りのコントロール・デッキと、
予測不可能な創造物。

ゲーム1

 ワフォ=タパが手札を6枚にし、彼が新たな手札をキープしたのち試合は始まった。ウッズは2枚の《》を構え、ワフォ=タパの《ボーラスの占い師》が《アゾリウスの魔除け》を導いたところで、これを《夜の犠牲》で処分した。これでウッズが《ヴェールのリリアナ》を出すのに邪魔はなくなった。ワフォ=タパは先ほどの《アゾリウスの魔除け》を捨てて、ウッズは余分な土地を投げ捨てた。

 この状況はワフォ=タパには受け入れがたいものだった。彼は3枚目の土地を置くと、《拘留の宝球》にリリアナを封じた。ウッズは4枚目の土地を置いてエンド。これがこのゲームのテーマを物語っていたのかもしれない。ワフォ=タパは《予言》を唱え、それから《月の賢者タミヨウ》でウッズ唯一の赤マナ源を封じた。

 ウッズは土地を置き続けるくらいしかできなかった。とうとう彼は2枚目の赤マナ源を引き込むと、《月の賢者タミヨウ》に《戦慄掘り》を仕掛けた。が、短く思案したのちワフォ=タパは《雲散霧消》した。《熟慮》がワフォ=タパの手札のストックを保った。彼は《吸血鬼の夜鷲》用の《究極の価格》、それから《月の賢者タミヨウ》の紋章を得ていた。《ネファリアの溺墓》を1度起動するだけで(《月の賢者タミヨウ》の紋章のおかげで)3枚「ドロー」となり、ウッズにもうおしまいにしよう、と納得させた。

ワフォ=タパ 1-0 ウッズ

ゲーム2

「君が何を使ってるかまだ全然わからないんだけど」――ギョーム・ワフォ=タパ

「『俺にも』まったくわからん」――コンリー・ウッズ

 ウッズは土地のない7枚を引き、それらを送り返した。次の6枚は十分だ。ウッズの初動は《吸血鬼の夜鷲》だが、ワフォ=タパに《究極の価格》を合わせられた。ワフォ=タパは《アゾリウスの魔除け》で「サイクリング」して土地を置き続ける。特に何も起こらなかった。ウッズが《竜髑髏の山頂》を引き込み、《殺戮遊戯》を撃つまでは。ワフォ=タパはそれに対応して《スフィンクスの啓示》を使うが、5番目の土地がタップインだったおかげでX=1にしかならなかった。改めて、ウッズが《スフィンクスの啓示》を指定する。ワフォ=タパは《拘留の宝球》2枚、《究極の価格》、《飢えへの貢ぎ物》、そして土地2枚の手札を公開した。ウッズはワフォ=タパの残りのデッキに目を通して《スフィンクスの啓示》を抜き取り、それから《真髄の針》を《ネファリアの溺墓》指定でプレイした。


ウッズはゲーム2からパワフルなプレイを見せた。結局のところ、《スフィンクスの啓示》を
すべて追放することができれば、青いデッキを枯渇させるのは簡単なのだ。

 ワフォ=タパはアンタップ後、《拘留の宝球》で《真髄の針》を取り払った。ウッズはアンタップ後《ラクドスの復活》を全力で打ち込み、ワフォ=タパの手札を空にした。ワフォ=タパは《ボーラスの占い師》を引き込んで《熟慮》をめくっても、笑うしかなかった。ウッズの方は追加でカードを引ける《地下世界の人脈》を持っていた。

 《熟慮》が《予言》に変わり、さらにもう1枚の《熟慮》へ変わり、と動いても、ワフォ=タパが負け戦を続けていることは変わらなかった。《月の賢者タミヨウ》を引き込んで《地下世界の人脈》を止めるが、ウッズは《戦慄掘り》を準備しており、一時しのぎにしかならなかった。そこへさらに酷い追い打ちが――《グリセルブランド》だ。

 ワフォ=タパはゆっくり頷くと、カードを片付けた。

ワフォ=タパ 1-1 ウッズ

ゲーム3

 ワフォ=タパは《氷河の城砦》2枚を構えていた。2ターン目にウッズが《強迫》すると、《雲散霧消》と《瞬唱の魔道士》2枚、《スフィンクスの啓示》、《アゾリウスの魔除け》、《ネファリアの溺墓》が見えた。ウッズは《雲散霧消》を抜いた。ワフォ=タパは《神無き祭殿》をタップインしてターンを渡す。これでウッズは《地下世界の人脈》が安全に通ると確信した。彼はさらに続くターン、《殺戮遊戯》でワフォ=タパの気勢を削ぎにいく。

 そのときテーブルの反対側では、ワフォ=タパが苦境に陥っていた。彼は《アゾリウスの魔除け》をサイクリングして2枚目の《スフィンクスの啓示》を引き、その後のドロー・ステップで3枚目が来たときには内心でうめき声をあげた。土地は4枚しかない。《スフィンクスの啓示》を撃ってもX=1にしかならず、ウッズが《瞬唱の魔道士》を指定しても不思議ではなかった。ワフォ=タパはすべてをビートダウンに賭けることを決め、《アゾリウスの魔除け》を対象に《瞬唱の魔道士》を唱えてから、《殺戮遊戯》の解決を待った。ウッズは順当に《スフィンクスの啓示》を指定し、当たりが多いことを喜んだ。

 ワフォ=タパは《アゾリウスの魔除け》をフラッシュバックしてカードを引いた。アンタップ後土地を置き、まったく彼らしくないが2点で攻撃をした。


ワフォ=タパはアグレッシブなバックアップ・プランへ切り替え、観客たちを驚かせた。

 ウッズはターンの初めにカードを引き、《地下世界の人脈》でもう1枚引いた。それから《ヴェールのリリアナ》を仕掛ける。ワフォ=タパは《雲散霧消》を《瞬唱の魔道士》でフラッシュバックし、さらにクロックを上げた。ワフォ=タパにとってさらに良いことに、ウッズには5枚目の土地がなかった。ワフォ=タパはウッズのライフを13にした。《地下世界の人脈》がそれを12に。《戦慄掘り》が《瞬唱の魔道士》1体への解答となったものの、土地がない。さらに続くターンの《吸血鬼の夜鷲》もワフォ=タパの《究極の価格》で対処された。

 ワフォ=タパは《予言》を使った後ウッズを殴りライフを7に。《地下世界の人脈》がそれを6にした。とうとうウッズに5枚目の土地が来て、《ラクドスの復活》をX=2で撃ち込んだが、ワフォ=タパは再びの《雲散霧消》。さらなる攻撃でウッズのライフは4になった。ワフォ=タパは土地5枚をタップして《記憶の熟達者、ジェイス》を呼び、ウッズのライブラリーを1枚削りながらカードを引いた。ワフォ=タパは《神聖なる泉》に2点払って3マナを立たせた。

 ここでウッズは考えざるを得なかった。彼はこのゲームを均衡させられるすぐそこまで来ていたのだ。ウッズは6枚目の土地に加えて《墓所の怪異》と《強迫》を持っていた。彼は強請の1点のためにワフォ=タパが《雲散霧消》を持っているというリスクを負うわけにはいかないと決意した。ウッズは《強迫》をプレイ。ワフォ=タパは《熟慮》を墓地に捨てた。ウッズは改めて、《墓所の怪異》を投入した。《地下世界の人脈》はアンタップ状態でターンを渡した。

 ワフォ=タパは《熟慮》をフラッシュバックし、アンタップ後、《記憶の熟達者、ジェイス》でドローを加えてから攻撃した。ウッズは《墓所の怪異》が危険に晒されるのを拒否して、ライフを2まで落とした。ワフォ=タパは《アゾリウスの魔除け》をサイクリングして、その後ウッズを対象に《肉貪り》を撃ち、《墓所の怪異》に対処した。ウッズのライフは4になり、彼はそれを3にしてカードを引いた。ワフォ=タパの手札にはカードは1枚だけ。ウッズは6マナで《ニンの杖》を出し、ついにワフォ=タパのビートダウン・プランは終わりを迎えた。

 が、しかし。ワフォ=タパにはまだクロックがあった。彼の戦場には《ネファリアの溺墓》と《記憶の熟達者、ジェイス》。3枚を削ってアンタップした後、彼は考えた。ワフォ=タパがウッズのライブラリー枚数を数えると、33枚だった。ワフォ=タパは《記憶の熟達者、ジェイス》にゴー・サインを出し、ウッズのライブラリーを10枚削った。ウッズは3枚引いて選択肢を探した。タップ・アウトで《グリセルブランド》を繰り出す。《ネファリアの溺墓》と《記憶の熟達者、ジェイス》がやるべきことをやり、ウッズのライブラリーは残り7枚になった。それは彼のターンで5枚になった。取れる手段を繰り返し考えた。《グリセルブランド》の攻撃、X=7で《ラクドスの復活》、《ニンの杖》で1点飛ばして、ドローの効果をスタックに乗せてもう1点。全部で16点。

 ワフォ=タパのライフは17点。あと1点。強請1回分が届かなかった。

 ウッズはカードを片付けた。ワフォ=タパは手札の《雲散霧消》を見せ、ウッズの悔しさを和らげたのだった。

ワフォ=タパ 2-1 ウッズ


(Tr. Tetsuya Yabuki)

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