Feature

Top 64 Field Breakdown

Feature

  • Print
Author Image

見事に二日目に勝ち上がった64人のプレイヤーたちが選択していたデッキ・アーキタイプ一覧をここで紹介しよう。これを分析し、新しいエクステンデッド・フォーマットの最新メタゲームを考察する一助としていただけたら幸いである。

All Day 2 Decks

Psychatog - 16


Players:八朔人平 堂山剛志 三原槙仁 中村修平

二日目に勝ち上がった最大勢力は《サイカトグ/Psychatog》で、ちょうどフィールドの25%を占めていることになる。前々から良く知れ渡っていたデッキタイプであるだけに、各自がさまざまな調整をほどこしていたようで、乱暴にサイカトグデッキとくくったものの…まったく趣きのことなったものも存在している。

たとえば、墓地を活用するデッキタイプが勝ち上がってくるだろうことを予測していたプレイヤーたちは《狡猾な願い/Cunning Wish》から《棺の追放/Coffin Purge》にアクセスできるようになっているし、…もっと根本的なメカニズムであるドローエンジンの部分でも各自の好みというか判断は様々だ。もっともよくしられた《直観/Intuition》からの《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》というコンビネーションのものもいるし、それを切り捨てて《知識の渇望/Thirst for Knowledge》タイプに走ったものもいる。「Draco-Explosion」の八朔人平などはメインデッキに2枚の《噴出/Gush》を追加搭載して注目を集めており、デッキ名を「Gush-Psychatog」とわざわざ命名していたり。

Goblins - 6


Players:藤田修 藤田剛史 長岡崇之 森田雅彦

赤単色ゴブリンデッキは6人。RDW(Red Deck Wins)や、Lee Sang Ryeolの"Death-Wish Goblins"をあわせて「赤いデッキ」という風に括るとこれはサイカトグとならぶ堂々の第二勢力といえる。

Blood Frenzy

ちなみに、初日の勝ち組となったゴブリンデッキは藤田剛史のデザインで、そのシークレットテクニックは《すさまじき激情/Blood Frenzy》だ。これはテンペストのカードで、「ダメージ軽減ステップ」が存在していた当時のルール下では単なる赤いコンバット・トリックでしかなかったものだが・・・現在はスタック・ルールが採用されているために劇的に強化されているのだ。すなわち、こちらにとって致死量でないダメージがスタックされたあとの《サイカトグ/Psychatog》や《野生の雑種犬/Wild Mongrel》にこの《すさまじき激情/Blood Frenzy》をプレイしてやれば良いのである。

やはりテンペストというと《呪われた巻物/Cursed Scroll》だとか《直観/Intuition》のような綺羅星レアに目を奪われてしまいがちだろうが、宝物はコモン箱の抽斗の奥にも存在したというわけだ。

Enchantress -5


Players:岡本尋 田中久也 小倉陵

昨年のグランプリ広島で東大陽が優勝したときにプレイしていたデッキタイプで、今期のPTQ戦線では平林和哉のデザインのものがいくつものプロツアー参戦枠を勝ち取っている。多くのプレイヤーたちが今大会の主要な仮想敵に挙げていた。

Dancing Ghoul -4


Players:中島主税 平林和哉 三津家和彦 池田剛

上記のエンチャントレス・デッキをデザインした平林和哉の今大会用決戦兵器。平林自身のインタビューもこちらの記事
に。


このデッキはかつてのAngry Ghoulデッキが行っていたように《クローサの雲掻き獣/Krosan Cloudscraper》2枚と《縫合グール/Sutured Ghoul》を《生き埋め/Buried Alive》してからのリアニメイトによる必殺の一撃をコンセプトとしているわけだが、バウンスに弱いという弱点を《投げ飛ばし/Fling》によって見事に克服してみせている。

また、従来の《吸血の教示者/Vampiric Tutor》や《渦巻く知識/Brainstorm》といったカードだけでなく、サイドボードにアクセスできる《燃え立つ願い/Burning Wish》によって安定感という意味でも信頼のおけるデッキになったという。ともかくビートダウン系にめっぽう強いのがウリだ。

Goblin Bidding -3


Players:志岐和政

《吸血の教示者/Vampiric Tutor》、《陰謀団式療法/Cabal Therapy》、《強迫/Duress》といったパワーカードに(サイドをふくめて)アクセスできるエクステンデッド版の《総帥の召集/Patriarch's Bidding》ゴブリンデッキ。

ちなみに、あえて「Rogue」に分類させてもらったLee Sang-ryeolは《生ける屍/Living Death》と《燃え立つ願い/Burning Wish》をフューチャーしたゴブリンデッキだ。

UG Madness -4


Players:上野一樹

Red Deck Wins -4


Players:西脇正浩

「飲み会の翌日に勢いで久々に(借りてみたデッキで)PTQに出てみた」という西脇正浩は、なんとブランクもものともせずに見事にその予選大会を突破してしまった。このことは周囲をおどろかせ、同時に昔を知る人々を喜ばせもした。彼は岡本尋とともに黎明期の東海エリアを牽引してきた人物で、「赤使い」としては日本一という声もあったほどの傑物である。はたしてRDWはここ岡山で西脇のビッグカムバックを助けることになるだろうか?

Loop Junction -3


Players:射場本正巳 浅原晃 有田隆一

やはりこちらの記事 にデッキにまつわるエピソードは紹介済みなので割愛させていただく。

ともかく、かつての「日本三大地雷」射場本がデザインした無限ライフデッキは参加者4名中3名を二日目に進ませるというすばらしいパフォーマンスをみせている。そう、《価値ある理由/Worthy Cause》からの《忍耐の試練/Test of Endurance》という、笑えるようで笑えないコンビネーションが多くのビートダウンプレイヤーに冷や汗をかかせてきたのだ。

BU Reanimation -2


Players:石田格

石田自身が語っているように、ともかく単純明快な動きをする一本釣りデッキである。昨日を8-0で飾った石田は「平均して1.8ターンくらい(笑)で」《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》や《幻影のニショーバ/Phantom Nishoba》を降臨させるというビートダウンショーを披露しており、墓地対策カードがあまり用意されていない現状では爆発的なパフォーマンスを見せ付けている。

赤緑 -3

中島主税が先週末のPTQを突破したことでにわかに注目を集めているグッドスタッフ。
《怨恨/Rancor》万歳。

Mind's Desire -3


Players:森勝洋 大礒正嗣

森勝洋がAntoine Ruelからアイデアを拝借してデザインしたという青白の《精神の願望/Mind's Desire》デッキ。初日にはメインサイド含めて75枚が完全ミラーという 新旧新人王対決のフューチャーマッチが行われ、注目を集めた。

横須賀ネザーゴー -2


Players:横須賀智裕


売り出し中のデッキビルダー横須賀智裕の最新の「よこすかブルー」は青白コントロールデッキに《冥界のスピリット/Nether Spirit》を投入するという往年のネザーゴースタイル。今大会このデッキ使用者の予選突破率は2/2で100%だったのだから大したものである。

蛇足だが、横須賀は先日の「壊れたエクステンデッド」時代のプロツアー・ニューオーリンズで見事にベスト8に勝ち上がった注目株であり、彼がこよなく愛するという青いデッキはすべからく「よこすかブルー」と命名されるそうだ。

Rogues –total 8

使用者が各1名ずつしかいなかったデッキタイプを乱暴ながら「Rogue」とくくらせてもらうこととした。このカテゴリーで括ったデッキリストの詳細は別記事ですべて紹介させていただくので、ここでは簡単にデッキの内容だけ列挙させていただく。

《生ける屍/Living Death》ゴブリン:1
《魔の魅惑/Aluren》:1
《呪文織りのらせん/Spellweaver Helix》:1
《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》:1
《伏魔殿/Pandemonium》:1
The Rock(マルカデス):1
白緑ビートダウン:1
青白ウィニー:1

  • Planeswalker Points
  • Facebook Twitter
  • Gatherer: The Magic Card Database
  • Forums: Connect with the Magic Community
  • Magic Locator