鍛冶 友浩 vs. 藤田 修

ラウンド 10

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鍛冶友浩 – 先のPT New Orleansで彗星のように現れた新鋭。本大会も勢いに乗り、森勝洋・大礒正嗣に続くRookie of the Yearを狙う。

藤田修 – その漢気あふれるキャラクターで知られる、息の長い強豪プレイヤー。日本で数少ないグレイヴィ組である。

Game 1

藤田先攻。すぐにキープを宣言した藤田に対し、鍛冶は土地1枚+《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》の初手をマリガン。しかし、2ターン目の《ニューロックの使い魔/Neurok Familiar》でめくれたカードは《水晶の破片/Crystal Shard》! 「マリガンがチャラ」とおどけてみせる鍛冶。

先に攻勢に出たのは藤田。《急報/Raise the Alarm》《屍賊の模造品/Nim Replica》で先手を取っていく。それをためらうことなく相打ちで処理していく鍛冶。時間が経てば《水晶の破片》が勝負を決めてくれるという算段だ。

そしてそのプラン通り、《コバルトのゴーレム/Cobalt Golem》《ヘマタイトのゴーレム/Hematite Golem》で少しずつ局面を支配していく鍛冶。藤田も《生皮はがれの屍賊/Flayed Nim》《空狩人の巡回兵/Skyhunter Patrol》、さらに《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》で簡単には譲らない。

一度は《骨断ちの矛槍》付き《空狩人の巡回兵/Skyhunter Patrol》に殴られる鍛冶だが、《ゴブリンの模造品/Goblin Replica》でこれを破壊し、局面の変化を許さない。

ならばと藤田は《真珠の破片/Pearl Shard》をプレイし、数の優位をそのまま場の優位へと変化させていく。そしてこの場では決定打になりかねない《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》をプレイ。鍛冶は《黄鉄の呪文爆弾》をドローに変えてメイン投入の《無効/Annul》を含む打開策を探すが、藤田の弓は場へと供給される。

こうなれば時間は残り少ない。《バンシーの刃/Banshee’s Blade》を付けた《ヘマタイトのゴーレム》で殴ってみるが、《真珠の破片》が有効な対策を与えない。

ゆっくりと、ゆっくりと戦局の振り子は藤田の側に振れていく。果たして鍛冶に打開策は。《水晶の破片/Crystal Shard》でマナを拘束しているため、藤田の展開はゆっくりしたものになっている。《バンシーの刃》は間に合うか。

しかし《バンシーの刃》のカウンターが2個になったターンの返し、藤田のメインフェイズ。藤田はおもむろに6マナを出し、土地を3つ墓地に置く。《肉体の裏切り/Betrayal of Flesh》が降りかかり、ブロッカーとして立ちはだかっていた《機械仕掛けのコンドル/Clockwork Condor》を手札へと追いやる。そして場に舞い戻る《生皮はがれの屍賊/Flayed Nim》。

こじ開けた扉に藤田のクリーチャーが殺到し、鍛冶のライフは一気に3へと減少する。そして場には《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》が。

《バンシーの刃》は間に合うか。
…間に合うはずもなかった。

鍛冶 0-1 藤田修

Game 2

再び開幕は鍛冶の《ニューロックの使い魔》から。はらりとめくれる《選別の秤/Culling Scales》。「せっこー」と一言藤田。

見えてしまった《選別の秤》は展開にどのような影響を及ぼすのか。第4ターン、《ニューロックのスパイ/Neurok Spy》を出された返しで長考に沈む藤田。決断は《ピューターのゴーレム/Pewter Golem》。

場のクリーチャー量では鍛冶が圧倒しているのだが、藤田の投じた《金屑ワームの鎧/Slagwurm Armor》が状況を変える。即座に《屍賊の模造品/Nim Replica》に装着され、3/7というブロッカーが。これは半端な攻撃を許さない。

これに対処すべく、満を持して先程の《選別の秤》をプレイする鍛冶だが、《金屑ワームの鎧》を対象に取ったところで《急報》をプレイされ、能力を打ち消されてしまう。この時間はあまりに大きい。

そして藤田は《真珠の破片》、さらに《屍賊の金切り魔/Nim Shrieker》をプレイして攻めたてる。《バンシーの刃》が付いた《ピューターのゴーレム》は止められない。

だが鍛冶もさるもの、《氷の干渉器/Icy Manipulator》を出してこれを無効化。そしてさらに飛行クリーチャーを連打。劣勢ではあるものの、何とか振り子を引き戻そうとする。

それでも一度傾いてしまった流れか、藤田は鍛冶の虎の子の《氷の干渉器》に《秘宝の破滅/Relic Bane》をつける。この時点で鍛冶のライフは4、場には《クラーク族の兵卒/Krark-Clan Grunt》があるため敗北は免れるが、《氷の干渉器》を失うのは時間の問題だ。

藤田も《選別の秤》によって少しずつパーマネントを失っているため、あまり悠長なことを言ってはいられない。クリーチャーを削り取るべく、《ピューターのゴーレム》をレッドゾーンへ。鍛冶はこれを《クラーク族の兵卒》でチャンプブロック、そのまま墓地へ。

次ターン、鍛冶は《光網の観察者/Grid Monitor》を追加し、さて攻撃かと考えるのだが…《氷の干渉器》をサクリファイスできない事態を理解した瞬間、投了を余儀なくされた。

鍛冶 0-2 藤田修

一瞬集中が途切れてしまったという鍛冶。上位への道中で手痛い1敗を喫することとなった。

一方の藤田は、「美味しいタイミングで取れた」という《秘宝の破滅/Relic Bane》が勝負を決めるあたり、流れを掴んでいるという印象を受ける。このまま上昇気流に乗れるか。

Osamu “Fuji-Shu” Fujita defeats Tomohiro Kaji.


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