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準々決勝: David Humpherys vs. John Larkin

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 長く厳しい 18 ラウンドの激闘。選ばれし八名の勇士。YMG の誇る世界の頭脳、David Humpherys 、現在博士課程終了記念で世界一周の最中。対するは三度アイルランド選手権を制している John Larkin。
 同じサイカトグ同士の対決。

Game 1

 一枚も土地の無い初手、選択肢無くマリガンする David 。
 そこで引いた手札が、《激動/Upheaval(OD)》《綿密な分析/Deep Analysis(TO)》x2《対抗呪文/Counterspell(MM)》、《狡猾な願い/Cunning Wish(JU)》、そして一枚の島。

 ...。決意を固める David はこれを魂でキープ。一方の John もマリガンを選択。

 波乱含みの一戦がいよいよ始まる。

 互いに島を置き、問題の David の最初のドロー... 島!。だが土地はここまで、一方の John だが、こちらも島、《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum(OD)》とセットしたところで土地が止まる。

 互いに一度ディスカード。David が綿密を捨てれば、John は激動を。コントロール対決のこのマッチでは、フラッシュバックの有無が勝敗を決しそうな展開。

 一度土地が揃えば、始まるのはドローカードとパーミッションの応酬。David が終了時に願いから《選択/Opt(IN)》を入手するも、これには《魔力の乱れ/Force Spike(7E)》が。John が貴重なマナ加速となる《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar(PS)》を召喚すれば、対抗呪文が。John はここで軽く二分ほど長考。マナをフルタップしてでも、これに対抗呪文を返す。

 一方、その恩恵を最大限に利用すべく、David もメインで《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》を使用。今現在目の前に並んでいる土地は、島が三枚に競技場が一枚。出来れば黒マナが欲しいところであるが。

 捲れたのは島、競技場、三枚のパーミッションスペル。既に手札がドローカードを含めててんこもりの David は二つのパイルから土地二枚の方を選択。

 立っている島は一枚だけの David に対し、John は二体目となる使い魔から、一気に嘘か真か。この賭けが通り,五枚のカードが。そこには、島、魔力の乱れ、排撃2、《記憶の欠落/Memory Lapse(MI)》。John は後ろの三枚を選択し、手札に隠しもっていた島をセット。

 ここでようやく黒マナソースの《塩の湿地/Salt Marsh(IN)》を引く David 。これをセットするだけでターンを終了。

 使い魔の攻撃。 David 15、John 18。更に John は三体目となる使い魔を召喚! 残っている土地は青マナソースが三枚。たまらず、レスポンスで嘘か真かを使用する David 、このままでは圧倒的に展開負けしてしまう。せめて相手のマナを消費させ、メインでの《チェイナーの布告/Chainer's Edict(TO)》を通すなりしたいところ。

 John はこれに対抗呪文を、そして三体の使い魔の力を借りながら、たった一マナで、逆に嘘か真か。そこには三枚の土地と排撃、《堂々巡り/Circular Logic(TO)》。これを土地三枚、呪文二枚に分ける David 。MIT の頭脳はどんな計画を練ったのだろうか。
John はスペル側を選択。

 自身のターン、再び短時間での再計算。が、これ以上煩わしい使い魔の声を聞くのはありえんと《激動/Upheaval(OD)》で一端リセットにかかる。ただ一枚場に置かれた塩の湿地からゲームが再開。

 ここでマリガン含めて三度目の初手作成に忙しい John 。実に十分近くの時間を擁した。ディスカードしたのは三体の使い魔、排撃二枚を含む十枚近くのカード。先ほど場に出ていた使い魔を捨てきったのは、Spell Wars を想定してだろうか。

 ここからはリズミカルに互いの土地が増えていく。

 始めの動きは David から。七枚中四枚の土地を使用し綿密を自分に。そしてここには満面の笑みを浮かべる奴の姿が。二枚の綿密、《不可思議/Wonder(JU)》を墓地に持ち、墓地を第二の手札として活用する David 、対して墓地に再利用のカードが無い John 。長期的に見れば、明らかに David に有利な展開だ。

 その差を埋めるべく、John が最後の使い魔をキャストする。既にマナは十分、ならば次なる局面で使用したほうが効率が良いと、これを認める David。

 その返しでついに《サイカトグ/Psychatog(OD)》を場に送る。既に墓地手札を合わせて致死パンチが。John は何か手段が無いかと、《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》。これに記憶の欠落が使われると、それを堂々巡り。だが、あまりこの一枚に拘ると次なる激動の処理で負ける場合がある。このあたりの兼ね合いが同キャラ対決の難しさ。

 一度、堂々が欠落を打ち消したあと、次なる David の対抗呪文を欠落が迎え撃つ。

 ようやく五枚のカードがめくれ...、激動、願い、三枚の土地。

 これを激動、その他で分ける David 。墓地には既に激動が落ちており、おそらくはこれが最後の一枚。激動を選択。

 ここで Head Judge である Collin Jackson が一言。

 「もうちょっと早く」

 あまりの熱戦に時を忘れていたが、既に開始から一時間以上が経過。辺りを見渡せば他の対決は既に決着がついたりしている。

 激動がキャストされる。余ったマナは 3 。勿論これを通すわけにはいかない David は堂々を。最後の力を振り絞って John が堂々返し。

 記憶の欠落を力強くキャストする David 。まだ何か?

 ふぅ。一息つくと John は次なる戦いに向けシャッフルを始めた。

David 1 - John 0 

Game 2

John Larkin
 David が始めて召喚した使い魔は、チェイナーにより余りにも短い生涯を。
 返しで David がメインで願いを撃てば、John もメインで嘘か真か。この一枚が中々厳しい五枚を。

 欠落・願い vs 島、湿地、綿密

 巧者を取る david。先ほど願いにより嘘か真かを獲得していた David だが、肝心の土地がここで止まってしまう。くやしそうにターンを終了。それを尻目にまずは John が綿密で手札を二枚。その間に David も再度の願いから《枯渇/Mana Short(7E)》を取得するが。

 土地が引けない。再びエンド。と、更にフラッシュバックで綿密する John 。

 「おいおい、俺のデッキはどうなってんだよ」

 土地はどこやねん。David は苛立ちを顕わにしながら二度連続してチェイナーを捨てる。

 John がサイカトグを出すと、もう捨てるの嫌だし、実はこっそり死にそうだしと、これに対抗呪文。だが、これも続くメインでのチェイナーも同じように対抗呪文される。

 計算に入る John 。フラッシュバックの綿密で手札を二枚。更に表裏で綿密を使用すると。

 ぱっくん。全てを飲み込み致死量に膨れ上がるサイカトグ。

 David 1 - John 1

Game 3

Dave Humpherys
 静寂の中、二人のシャッフルが続く。二戦目のよう土地事故は、それだけでゲームが終わってしまう。それだけは。

 Good Luck。

 既に他の三組は対戦を終了し、ドイツ、ブラジル、アルゼンチンが勝利を挙げている。マジック発祥の地アメリカ唯一人の戦士となった David 、祖国のためにも勝利したいところであるが。

 五ターン目、土地の無い John はディスカード。David の終了時に嘘か真かを使用すると、先ほどの苦しみを思い知れとばかりに、欠落がこれをライブラリーのトップに。更に次の終了時にも同じく欠落が。

 その間に David も願いから嘘か真を入手。これ以上欠落を引かれるのは勘弁と、David がメインで三度キャストすると、これには対抗呪文が。更には David は自身のターンで
嘘か真かで消費したカードの補充を。

 対抗呪文・島 vs チェイナーx2、欠落

 後者を選択。苦し紛れに John がサイカトグを出すも、これには秒で先ほど入手したチェイナーが飛び、逆に使い魔、サイカトグと召喚し行動回数に差をつけながらプレッシャーを与える。

 John のチェイナー。David の手札には、激動、欠落、チェイナー。使い魔が役目を終える。土地はあるものの手札が薄い David だが、ここで綿密を引き当てる。一度はこれがカウンターされるものの、裏の使用が通り、手札を補充。

 再び、John がチェイナー。これが欠落されると、少し悩みながら許諾する。

 サイカトグで攻撃すると、僅か二マナを残すのみの John を見ながら必殺フルコース。マナを浮かせて激動を使用、土地を置きながらサイカトグを召喚。一度だけ相手がカウンターを唱えるも、これに欠落。

 教科書通り。

 David 2 - John 1

Game 4

 三ターン目に何気なくキャストした John のサイカトグが微妙に David を悩ます。手札にチェイナー、《地底の大河/Underground River(7E)》とあるので何気なく通してみると、引いてきた土地が湿地。四マナ目を安定して通すには湿地を置かねば。

 結局このサイカトグがしばらくの間こつこつと。

 David の嘘か真かが再びゲームを動かす。ただ一つ残った湿地をタップし John が堂々を使用するも、これには David がとっておきの《方向転換/Divert(OD)》!

 捲れたカードが四枚の土地と《撹乱/Disrupt(IN)》。土地の止まっている John はこれ以上差を広げられたくなかったのだろう。土地二枚、土地二枚と撹乱一枚に分割。

 始めに除去しそこなったサイカトグをチェイナーのフラッシュバックが対処する間に、john も二度の嘘か真かを使用し、状況の打開に入る。

 続けた綿密のフラッシュバックには、欠落。サイカトグには、対抗呪文。カウンターこそされているものの、徐々にハンドの差が縮まっていく。

 David もここで攻めを開始。使い魔、サイカトグと連打。チェイナーで使い魔を失うものの、そろそろ一撃タイムに入るサイカトグが攻撃を開始。再びこれに使い魔が伴走する。

 再びチェイナーが使い魔を捕える。だが、その間に David はレスポンスで墓地にあった対抗呪文と嘘か真かをサイカトグのパンプに使用すると、使い魔を犠牲にする前に、マナの軽くなった願いを使用する。目標は嘘か真か。

 敗色濃厚の John は凄く苦し紛れに激動を放つが、抵抗もここまで。

 David 3 - John 1

2002 Worlds (Type 2): UB Psychatog
Dave Humpherys

2002 Worlds (Type 2): UB Psychatog
John Larkin

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