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準々決勝: Carlos Romao vs. Tuomas Kotiranta

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ブラジル vs. フィンランド
ともに大舞台を踏むのははじめてとなった "Brazilian Huey"こと Carlos Romao とフィンランド王者の Tuomos Kotiranta。ともにサイカトグを駆って栄光の舞台まで駆け上がってきた猛者同士の対決である。

 双方、狙うは一撃必殺。お互いが小細工を弄するデッキ同士であるだけに、まさしく《激動/Upheaval》からの《サイカトグ/Psychatog》によるワンブローだけで決着をつけようという試合展開が予想される。
ちなみに、Romao が典型的な青黒《狡猾な願い/Cunning Wish》型で、Kotiranta が赤をタッチした《燃え立つ願い/Burning Wish》型だ。

Game 1

今更だが、青いデッキのミラーマッチで勝敗の分かれ目となるのは...マナの展開量とハンドアドバンテージの積み重ねである。しかも、お互いが必殺の一撃ワンモーションで勝負をつけようという腹づもりでのゲームであるわけだから、不用意なタップアウトなどはまさに自殺行為となる。

緊張感漂う中、"Brazilian Huey"の先攻で、お互いが《塩の湿地/Salt Marsh》からセットするスタート。Romao の《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》を Kotiranta が《仕組まれた疫病/Engineered Plague》で除去したかと思えば、Kotiranta の展開した最初の《サイカトグ/Psychatog》も Romao があっさりと《チェイナーの布告/Chainer's Edict》。予定調和的に盤面の静寂は保たれ、淡々とお互いがランドを並べ続けていく。

 カードアドバンテージを巡る最初の攻防。
それは、Kotirantaの《嘘か真か/Fact or Fiction》をめぐるカウンター合戦だった。双方が《対抗呪文/Counterspell》を一発ずつ打ち合ったことで Kotiranta がこれを成就させると、Romao も対戦相手のタップアウトを狙い済まして《狡猾な願い/Cunning Wish》を通し、サイドボードから《嘘か真か/Fact or Fiction》を調達したのだった。お互いに《願い/Wish》が投入されているだけに、メインボードから使用可能なドロー加速スペルは《嘘か真か/Fact or Fiction》4枚に《綿密な分析/Deep Analysis》が3枚、とまったく互角。

 かくて、お互いが淡々とマナをならべ、エンドステップに《嘘か真か/Fact or Fiction》を巡ってパーミッションスペルを消費しあう。

そんな中、《綿密な分析/Deep Analysis》や《嘘か真か/Fact or Fiction》をより効果的に通すことができたのは Carlos Romao の方だった。ハンドとマナ展開における優位を少しずつ拡大していった彼は、着々と必要牌とパーミッションスペルをかき集める。

そして、とうとう《狡猾な願い/Cunning Wish》からの《枯渇/Mana Short》を通されてしまった Tuomas Kotiranta は投了を余儀なくされた。Romao のハンドには《嘘か真か/Fact or Fiction》によってライブラリーからめくられた《激動/Upheaval》と《サイカトグ/Psychatog》が待機しているからだ。

Calros Romao wins 1-0

Game 2

フィンランド王者 Tuomas Kotiranta
後手ながら 1 マリガンを強いられてしまった Romao。しかし、そのあとのドローには文句のつけようがなかっただろう。序盤こそ Tuomas Kotiranta が展開した《サイカトグ/Psychatog》によっていくらかライフレースで先行されてしまったものの、肝心のカードアドバンテージ獲得合戦で大きな勝利をおさめることができたのだから。もちろん、大事に至る前に《サイカトグ/Psychatog》も《チェイナーの布告/Chainer's Edict》されてしまっている。

結局、3 発の《嘘か真か/Fact or Fiction》、2 枚の《綿密な分析/Deep Analysis》を Calros Romao がキャストした段階で、対するTuomas Kotiranta にはその類のドローサポートはゼロ。墓地の枚数もマナの展開量にも倍近い差がついてしまい、勝敗の行方は明らかだった。あまりにもドローの内容に差がありすぎるのだ。

Tuomas Kotiranta は《嘘か真か/Fact or Fiction》によって Carlos Romao のライブラリーから《激動/Upheaval》がめくられた瞬間に投了を宣言した。

Game 3

 崖っぷちとなったフィンランド王者。日本選手権決勝ラウンドの三津家和彦ばりのビートダウン戦法で《サイカトグ/Psychatog》をアグレッシヴに展開する。《チェイナーの布告/Chainer's Edict》などのクリーチャー除去スペルとブロッカーである《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》にカウンター呪文の的を絞って果敢に攻め立てたのだ。

 しかし、この捨て身の戦法が意味するところ...つまり Carlos Romao のドロー加速を素通ししてしまったということでもある。《嘘か真か/Fact or Fiction》、《綿密な分析/Deep Analysis》といったスペルを面白いように連鎖させはじめた"Brazilian Huey"は、ライフが 0 にならなければいいだけのことだ、と言わんばかりに悠然と《綿密な分析/Deep Analysis》のフラッシュバックコストの 3 点のライフを支払い、ライブラリ-を掘り続ける。

'Brazilian Huey' Carlos Romao
 自棄気味に特攻を繰り返す Tuomas Kotiranta ではあったが、とうとう頼みの綱である《サイカトグ/Psychatog》のアタックも《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》によって阻まれてしまうこととなった。そして、Carlos Romao は悠々と《強迫/Duress》を打ち、Kotiranta には反撃の手段がまったく残されていないことを確認してから、《サイカトグ/Psychatog》をとうとう展開したのだった。
 
 追い詰められたフィンランド王者は「お願い神様!」と、ライブラリーを勢いよくドロー。その《強迫/Duress》をすぐさまキャストした。すると、"Brazilian Huey"は淡々とハンドをプレイマットの上にならべていった。

そして、レッドゾーンにならべられた 7 枚のカードを確認し、Kotiranta は投了を宣言した。

2《対抗呪文/Counterspell
2《記憶の欠落/Memory Lapse
1《嘘か真か/Fact or Fiction
1《反論/Gainsay
1《堂々巡り/Circular Logic

...という完全無欠の《激動/Upheaval》待ち聴牌のハンドが控えていたからだ。

Final Results: Carlos Romao wins 3-0

"Brazilian Huey" advanced to Semifinals

2002 Worlds (Type 2): UB Psychatog
Carlos Romao

2002 Worlds (Type 2): RUB Psychatog
Tuomas Kotiranta

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