column

Top 8 Profile: Mark Ziegner

  • Print
Author Image

この世界選手権に参加する段階での Mark Ziegner は、それこそ Kai Budde にくっついてきたおまけ、程度にしか認識されていなかった。Kai Budde のチームメイトになれたということは、つまり自動的に決勝戦まで連れて行ってもらえるラッキーガイということになるからだ。たしかに、ドイツ代表が前評判どおりに日曜日まで勝ち進めたという意味で「幸運」なのは今でも変わらないかもしれない。しかし、今大会の Ziegner は Budde の影にかくれるどころか、スポットライトの下で戦う権利を奪い取ってしまうという大活躍を果たしているわけである。

29 歳になるZiegner はマインツで裁判所の事務官を務めている人物であり、ツアー参戦歴 4 回、マネーフィニッシュ 0 という結果に終わっている。しかし、今やかれは $35000 という額の小切手まであとわずかというところにまで迫っているのだ。ちなみに、これ以前の戦績で彼自身の最高のものは2002 年度のドイツ代表チームに勝ち残れたことだそうだ。

ところで、Ziegner は世界選手権に向けてこれといった特別な準備をしてこなかったそうだ。それこそ、地元のカードショップで一般のプレイヤーに混ざってカードにさわっていただけだという。彼のグループは欧州選手権で Kai Budde がプレイしていた《サイカトグ/Psychatog》デッキをコピーし、それをちょっとばかりいじくっただけのものをプレイして初日を 3 勝 1分け(つまり 2 敗という)結果に終わっている。二日目に臨むにあたって、彼は Budde に「青白をドラフトすべきだ」というアドバイスを受けることになるのだが、それは「赤緑みたいなアグレッシヴなカードは使いたくない」という彼のスタイルにマッチしたものだった。 Budde の助言が功を奏したか、Ziegner は 6-0 という素晴らしいスコアでドラフトを乗り切った。そして、ドイツ代表チームのポイントを稼ぎだすために、 Kai Budde は彼秘蔵のOBCデッキを使わせてくれたのだった。ちなみに、それは《灰毛の定め/Grizzly Fate》をベースにデザインされた青緑デッキである。Ziegner は見事に最初の 3 戦に勝利し、2 回 ID することで決勝ラウンド進出を決めた。

いまや、 Ziegner は考えうる限りで最高額の賞金を獲得するチャンスを得たわけだ。個人戦と代表チームとでの「二冠」を狙える唯一の人物、それが Mark Ziegner なのである。ともあれ、非常にあわただしい日曜日になることは間違いない。

「もうプレッシャーとかはないですね」と Ziegner は微笑む。「プレッシャーを感じたのは...、二日目のドラフトで6 連勝できたあと、みんなに『こりゃ Top 8 いくっきゃないよ』って言われたときでしたね。今はもう大丈夫です。私は今回の成功に大満足してますので、せいぜいミスしないように心がけたいな、と思っています」

Ziegner が準々決勝で対峙するのはマレーシア王者でもある Sim Han How だ。しかし、ドイツ代表の一員として土曜日も大忙しだったために十分なプレイテストはできていないようだ。「Sim はとても感じのいい人物で、彼と闘えることはすごく楽しみですよ」と Ziegner は言う。Ziegner はスイスラウンドでもすでに Sim と対戦しており、それは彼にとって OBC で唯一の黒星となった試合だった。

「決勝ラウンドでプレイできるだけで光栄だ」と謙遜する彼だが、Jon Finkel しかなしえていない「個人戦・団体戦の二冠」に挑戦できる位置に彼はいる。そして、ちょっとばかし運があれば、それは現実のものとなるのだ。

  • Planeswalker Points
  • Facebook Twitter
  • Gatherer: The Magic Card Database
  • Forums: Connect with the Magic Community
  • Magic Locator